禁煙を決意したものの、実際に吸いたくなったら我慢できるかどうか・・・、あらかじめ離脱症状への対策や、禁煙の意思を明確にしておきましょう。
体内のニコチンがきれだした時の離脱症状。これは禁煙経験のある方にしか分からないと思いますが、始めの2〜3日ががピークでその後2〜3週間くらいで落ち着いてくるといわれています。タバコを吸わない人からすれば、たったの2〜3週間の我慢じゃないか!と思われるかも知れませんが、喫煙者が禁煙を始めたときの1日1日は、毎日葛藤の連続で、なぜこんな思いまでして禁煙をしなければならないのか・・と意思がゆらぐことも何度かはあるはずです。
だからこそ禁煙を始めてではなく、禁煙を始める前に自分の喫煙スタイルに合わせた気分転換法や対処法をあらかじめ考えておくことと、禁煙する目的やメリットを明確にしておくことは、とても大切なことなのです。
・ 自身や家族のタバコによる被害がなくなる
・ 食事がおいしくなる
・ 禁煙スペースを気にしなくて良くなる
・ 禁煙を成し遂げたことによる自信を持てる
・ おこずかいにゆとりがでる
・ 寝タバコによる火事の心配がなくなる
・ タバコによる咳込みや肌荒れなどがなくなる
など
・ 1ヶ月禁煙できたら、少し豪華なランチを楽しむ
・ 3ヶ月禁煙できたら、行きたかったレストランに行く
・ 半年禁煙できたら、欲しかったバッグを買う
・ 1年禁煙できたら、温泉旅行に行く
などと浮いたタバコ代で、期間の目安をつけ自分への褒美を決めておくのも励みや楽しみになりますね。
・ 冷たい水を飲む
・ ハミガキをする
・ 窓を開け深呼吸する
・ ガムやミントなどを食べる
・ リラックスできるハーブティを飲む
・ 趣味をつくる
・ 体操をする など
・ お酒の付き合いはしばらく断る
・ 脂っこいものも控える
・ 自分が禁煙中であることを回りに告げておく
・ 喫煙者の側には行かない(煙を吸ってしまうだけでなく、人に勧められる可能性もあります。)
・ 「もう一生タバコの楽しみが味わえない」などと禁煙をマイナスにとらえないこと
・ タバコやライターを持ち歩かない(どうしても無いと不安なら、ニコレットなどを持ち歩く)
・ 禁煙のメリットや禁煙の意思を紙に書き、日々確認する
・ 口寂しいときのためにガムなどをポケットに入れておく
・ニコレットやニコチンパッチを使用する。(皮膚や口内でニコチンを吸収するものです。どうしても我慢出来ないときは、タバコではなくこれらを使用します。ただしニコレットは薬局で購入できますが、ニコチンパッチは医師の処方が必要なので禁煙クリニックにて受診しなくてはなりません。)