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健康食品 - グルコサミン

グルコサミンは、カニ、エビなどの甲殻類のキチン質に含まれるキトサンを分解したアミノ酸の一種で、人間の体内で生成されており、軟骨、靭帯、爪、関節結合組織に存在しています。グルコサミンは軟骨を形成する主成分であるプロテオグリガンの形成を促し、関節細胞の機能を向上させる働きがあります。

軟骨の主な成分は水分、コラーゲン、プロテオグリガンですが、プロテオグリガンはタンパク質と糖分でできた巨大な分子で水分を吸収する性質があり、関節を動かす際に水分を放出したり、吸収したりして骨と骨に弾力性や円滑性をもたらし、関節の動きをスムーズにしています。

しかし、加齢に伴ってグルコサミンの生成能力が低下すると、軟骨細胞の形成ができにくくなり、軟骨は次第に骨同士がぶつかり擦れてしまうため、骨の表面が変形し痛みや炎症を引き起こします。これが「変形性関節症」です。

グルコサミンは軟骨の生成促進作用がある為、体内に補給することによって骨の老化を防止し、軟骨細胞の生成を促すので、変形性関節症の進行を抑えてくれるのです。またコンドロイチンと一緒に摂取することで相乗効果も得られます。

なかなか関節症に効果のあるものは発見されず、多くの人が関節の痛みに悩んでいましたが、1960年初めにイタリアでグルコサミン硫酸塩の研究で効果が得られてから次々にポルトガルやアメリカで グルコサミンの臨床実験が行われ、関節炎を改善する効果が確証されたのです。

また、アメリカでジェイソン・テオドサキス著書の『関節炎治療』という本が注目を集めてから、更にグルコサミンに対する関心が高まりました。残念ながら邦訳はされていません。

<効能・効果>
加加齢やスポーツなどで軟骨がすり減ることによって、骨と骨が直接ぶつかり、骨の表面が変形すると、痛みを感じるようになります。歩行時の膝の痛みや階段の昇り降りの際に起こる痛みはこのような原因が考えられます。

一般に、変形性関節症と呼ばれているものですが、日本でもこういった関節炎に悩んでいる人は少なくはありません。しかし、グルコサミンを定期的に栄養補助食品として摂取することによって、軟骨の形成を促進し、関節の動きに円滑性を与えるので、関節症で弱った関節機能を高めて、痛みを緩和し、進行を抑える働きがあります。

更にグルコサミンをコンドロイチン硫酸と一緒に補給すると、相乗効果が得られます。軟骨細胞に有効的に働きかけ、軟骨の老化や関節症の進行を防止するだけだなく、骨粗しょう症の予防にも効果があります。