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健康食品 - ガルシニア

ガルシニアは金糸桃科ガルシニア属の植物です。学名はガルシニア・カンボジア(Garciniacambogia)で、別名を「ゴラカ」「マラパールタマリンド」と呼ばれており、インド、タイなどを中心に自生している植物です。

常緑の中高木で、5〜7月にかけて赤みのある黄色い果実をつけます。オレンジ位の大きさで、ちょうどかぼちゃのような形をしているマンゴスチンと同じ種類です。

インドなどでは、熟した果実を生で食べていますが、実や果皮は特有の強い酸味があるので、乾燥させて昔からカレーの酸味づけや魚の保存・防腐として、調味料・スパイスに使用されていました。

近年、この果皮に含まれるヒドロキシクエン酸(HCA)に糖質が脂肪へ合成され、体内蓄積するのを防ぐことが、明らかになってきました。HCAは、乾燥した果皮に10%〜30%含まれておりレモンなどに含まれるクエン酸似の成分です。

糖質を摂取すると単糖に消化分解されてほとんどが小腸で吸収されます。毛細血管を通して肝臓に運ばれた糖はブドウ糖にかえられ、すぐに使われる分は血液を通して全身に送られエネルギー源となります。

ここで余ったブドウ糖はグリコーゲンとして肝臓や筋肉に貯蔵され、必要なときにブドウ糖となりエネルギーとして使われるのですが、グリコーゲンの貯蔵量にも限度があり、余った分は脂肪になります。この脂肪が溜まり続けると肥満となってしまうのです。

しかし、HCAが体内にあると、脂肪を合成するATP(ATPクエン酸リアーゼ)と呼ばれる酵素の働きを防ぎ、脂肪の蓄積を阻止できるのです。しかも脂肪にならずに活動に必要なエネルギーとなるグリコーゲンとして利用されます。

グリコーゲンは分解されブドウ糖が血液中に入り、急激に血糖値が下がることもないので、空腹を感じなくなります。さらに、体内に蓄えられている脂肪から分解する作用があるので、新しく摂取した糖質は脂肪になりにくいのです。また、脂肪の燃焼によって、運動持久力が増加することがわかっています。

<効能・効果>
ガルシニアはダイエット効果があることで有名になりましたが、ガルシニアに含まれるHCAに関してはアメリカを中心に日本でも研究が進められています。HCAを摂取することによって、摂りすぎた糖質が脂肪に合成されるのを防ぎ、脂肪が体内に蓄積するのを阻止することがわかっています。

また、余った糖質はエネルギー源であるグリコーゲンになり、蓄積した皮下脂肪はエネルギーにして、燃焼させるので運動持久力を増加させます。燃焼と同時にグリコーゲン生産が増加するので、グりコーゲンが体内に蓄えられると脳に食欲を抑制するように信号が出されます。

体内の脂肪代謝を良くし、脂肪を燃焼させることから、ダイエットにも効果的だと言われており、他にもガルシニアには血中のコレスレロールを減少させ、悪玉コレステロールの浄化を助ける働きがあるので、高血圧や動脈硬化の予防にも有効的です。

飲む場合は、ガルシニアは水に溶けにくい性質を持っているので、食事の30分前位に飲むのが良いようです。