お腹が健康な人は1日1回〜3回程スムーズな排便をしますが、それが慢性的に順調に行えず、なおかつそれに伴い腹痛や食欲不振、肌荒れ、めまいなどに悩まされている状態を便秘といいます。
便秘の原因としては睡眠不足、食生活や旅行などの環境の変化、妊娠、運動不足などの一過性のものから加齢や便秘薬への依存、他の疾病の影響など長期的なものまであります。
特に高齢者は食事の量が減ることで便も減り、それに加えトイレでいきむための腹筋の衰えや、薬や病気の影響など、加齢に伴う便秘に多くの方が悩まされています。
また、頑固な便秘の人になると1週間近く便が出ないこともあり、市販の便秘薬や民間療法などでも効果がなく、その間はお腹の張りで苦しく、口臭の原因になったり肌に吹き出物ができたり、血行が悪くなったりなどと、便がスムーズに出ないと体にさまざまな影響が出ます。
頑固な便秘の解消・予防として、十分な水分補給・運動・たっぷりの食物繊維が共通して挙げられますが、それらの継続が困難であったり、続けていても便秘の改善がみられない場合は、便秘薬(下剤や浣腸)や排便を促す健康食品やお茶などを使用します。
便秘薬(下剤や浣腸)は即効性があり効果も強力ですが、なかには続けると腸に負担をかけるものや、常習性により効果が弱まることもあるので、体調を見ながら使います。排便を促す健康食品やお茶は自然な原料を使ってることが多く、体に負担をかけにくいため続けやすいのが人気の特徴です。
●便秘の主な原因
食生活、運動不足、便秘薬への依存、他の疾病の影響、ストレス、月経、妊娠、加齢、睡眠不足、環境の変化
●便秘に伴う症状
腹痛、食欲不振、吐き気、肌荒れ、頭痛、めまい、肩こり、腰痛、口臭、肥満、ストレス
●便秘の解消法・予防法
朝起きたら水を飲む、朝食をしっかり食べる、十分な睡眠、食物繊維(※)やビフィズス菌の摂取、水分補給、運動、ストレス解消、ヨガなどの体操
(※)食材に含まれる食物繊維について
食物繊維には大きく分けて、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の二種類があります。不溶性食物繊維は野菜などに多く含まれ、水分を多く吸収して便を軟らかくし、便の量を増やす働きに優れています。水溶性食物繊維は海藻やこんにゃくなどに多く含まれ、特に腸内の善玉菌を増やす働きがあります。不溶性と水溶性の食物繊維それぞれをバランスよく摂取することが大切です。
<便通を促すとされる健康食材(素材)>
【ゴールデンキャンドル】
インドネシアでは1300年以上も前から民間薬として使われてきた生薬です。食物繊維や便通促進作用成分のクリソフェノールを豊富に含み、国内で食品として認可を受けている成分のため、体に優しく安心して飲用できます。主に頑固な便秘解消目的のサプリメントやお茶として商品化されています。