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脳の病気|片頭痛

片頭痛とは脳の血管が過度に拡張することにより、血管のまわりの神経が刺激されて起こるものです。症状としては頭の片側、特にこめかみの辺りが脈打つようにズキンズキンと痛みます。

この痛みは数時間〜3日程続き、吐き気を伴い、その間は何も手につかず寝込んでしまうほどにも関わらず、一旦治まると何事もなかったようにケロっと日常生活に戻れます。

また音や光などの感覚にも非常に敏感になるため、騒々しい場所などでは一層痛みがひどくなったり、またひどい時は髪の毛をくしでとかす事も痛くてできないということもあります。この片頭痛は月に1〜2回、多い人で週に1回の頻度で起こり中でも女性に多く起こる疾患です。

<片頭痛をおこす誘因>
片頭痛を起こす誘因としては一番にあげられるのがストレスです。この特徴としてはストレスを感じている最中ではなくストレスから解放された時に頭痛が起こるという事です。

例えば仕事でストレスを抱えている人であれば仕事をしている平日は症状は出ないのに、仕事から解放される週末になると症状が出るというものです。詳しいメカニズムは明らかにされておりませんが、ストレスや緊張で収縮している血管が、それから解放された時に拡張する際に起こるのではないかと考えられています。

また人によっては特定の食物(ワイン・チーズ・チョコレート)で誘因することもあるようですが、これについてもその根拠は明らかにされておりません。片頭痛を防ぐためには、やはりその誘因となるもの(ストレスや特定の食物)を避けることです。

また片頭痛が出る前に前兆として視野がせまくなったり、光がチカチカと見えたりという事を感じる人も居るようですので、前兆のある人は前もって薬を飲むことも出来ますが、いずれにしても片頭痛が出たときは暗い部屋で安静にして睡眠をとる事が症状の軽快につながります。