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肝臓の病気|慢性肝炎

肝臓の炎症が6ヶ月以上続いている状態を慢性肝炎といいます。原因は肝炎ウイルスですが、アルコールや薬物、自己免疫反応からもおこります。肝炎は血液検査で判断され、肝障害が認められます。ウイルスはB型、C型肝炎ウイルスが血液や体液を介して感染します。

症状はだるい、食欲がないという症状がおこることもありますが、ほとんどは無症状です。しかし、この状態が5年、10年続くと肝硬変や肝がんをおこす可能性が高くなります。

B型肝炎ウイルスは輸血、母子感染、性行為によって感染し、C型肝炎ウイルスは輸血、注射針の共用、入れ墨などです。C型肝炎は、2/3が慢性肝炎に移行すること言われています。

<治療法>
C型肝炎に対してインターフェロンを使用し、ウイルスの増殖を防ぐことで約3割の患者さんに治癒が期待できます。効果が得られなかった場合でも、進行を遅らせるのに有効であることもわかっています。ただし、強い副作用を伴うので、インターフェロンが必要だと判断された場合のみ使用します。

<予防法>
予防としてアルコールは避け、高たんぱく質・高ビタミンの食事を摂り、規則正しい生活習慣を心がけます。また、ウイルス性のものはスクリーニング検査の実施により減少しましたが、血液を介するものや行為には気をつけなけけません。