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脾臓の病気|脾機能亢進症

脾機能亢進症は、何らかの原因によって脾臓が腫れ(脾腫)、脾臓の機能が亢進(こうしん)したものです。脾臓の働きとは古くなった血球を壊すことですが、脾臓が肥大することで、古い血球だけでなく正常な血球まで破壊するようになり、結果、血液中の赤血球・白血球・血小板が減少して、貧血や出血をおこすようになります。

<治療法>
脾機能亢進症の原因は、感染症や白血病など幅広い疾患が考えられますが、最も多いのは肝硬変からおこる門脈亢進症です。門脈亢進症では、狭窄(きょうさく)や閉塞によって肝臓に流れきれない血液が食道静脈に流れ込むため、しばし食道静脈瘤を伴います。

静脈瘤が破裂すると、大量出血をおこして生命に関わることもあるため、静脈瘤があれば治療が必要です。治療は、硬化剤の注入、輪ゴムのようなもので縛る結紮(けっさつ)術、風船のようなもの〈バルーン〉を膨らませて圧迫する方法があります。脾機能亢進症に対しては、脾臓の摘出手術を行いますが、この時、胃上部に静脈瘤があれば、血行遮断術をあわせて行います。