鼻の粘膜が炎症を起こすものですが、その原因は様々です。急性鼻炎を繰り返すうちに慢性化するものや、気温や湿度の影響、大気汚染・喫煙などの化学物質の刺激によるもの、また特に鼻の病気はなくとも、睡眠不足やアレルギーなど、季節的に起こることもあります。
主な症状は鼻腔粘膜の腫れ・鼻水・鼻づまりで、急性鼻炎の全身症状を欠くような症状が持続します。また鼻水や鼻づまりが長期的に続くことで、頭がボーとしたり、集中力の低下が見られます。
初期治療としては、点鼻薬や抗アレルギー薬を使用しますが、それでも症状の軽快が見られない場合は手術が必要となります。手術はレーザー焼灼術と下鼻甲介切開術があります。
レーザー焼灼術は表面麻酔で5〜10分で出来るので、外来も可能ですが、それでも個人によっては症状が軽快しなかったり、再発したりする事もありますので、その際は入院をして、下鼻甲介の一部を切除することにより鼻腔を広げる下鼻甲介切開術をしなければなりません。