アレルギー性鼻炎は体に進入した異物に対して、過敏に免疫反応を起こす人におこります。そのアレルギーの原因物質(アレルゲン)は人によって違います。
例えば花粉症もアレルギー性鼻炎の一つですが、そのアレルゲンは主に春のスギの花粉で有名ですが、人によってはスギの花粉は平気なのに、夏から秋にみられるブタクサの花粉でアレルギー性鼻炎を起こす人も居ます。
また花粉は平気だけど、イヌやネコの毛で反応したり、室内のホコリ・ダニ・カビなどがアレルゲンとななる人も居ます。アレルギー性鼻炎は年々増加の傾向にあり、国民のおよそ2割程度が悩まされているといいます。
その症状として、鼻の中がムズムズし、水のような鼻水と鼻づまり、そしてくしゃみが止まりません。ひどい時には目のかゆみや充血、涙が出るなどもします。
アレルギー性鼻炎が発症すると、そのアレルゲンを特定する事が治療の先決ですが、最近では血液検査によって簡単に特定することも出来ます。そしてアレルゲンが特定できたら、それが体内に侵入しないように対策をしなくてはなりません。
例えば花粉症なら外出を必要最低限にとどめたり、家に入る前に衣類をよく掃うこと、また外出の際はマスクなどの防備し花粉を吸わないようにする事などで、発作を低減させることが出来ます。
病院では抗アレルギー薬や副腎皮質ステロイド薬の服用、点鼻薬を使用することで症状軽快の効果を望めます。