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脳の病気 くも膜下出血

脳の太い動脈の分岐部には動脈のこぶ(動脈瘤)が出来やすく、くも膜下出血とは脳を取り囲んでいる、くも膜と脳の間でそのこぶが破裂する事で出血を起こすという50代〜60代に多発する病気です。

こぶが破裂すると突発性の激しい頭痛がおこり吐き気や嘔吐を催す事もあります。その激しい頭痛は「金づちで殴られたような痛み」とも言われ、いったん発症すると痛みはずっと続きますが、多くの場合はすぐに意識障害を起こします。

破裂とともに亡くなってしまう方も多く、そこで一命を取り留めたとしてもその中の半数は再出血を起こし命を落としたり、助かっても重度の障害を抱えたりと、全快する確率は全体の3割程度だといわれております。突然「今までに経験した事の無い様な頭痛」、「首のこわばり」、「吐き気」が起こった時は早めに病院の診断を受けに行きましょう。

又、くも膜下出血は遺伝性も強い病気ですので、こぶが破裂する前に治療する為にも身内にこの病気を発症した人がいるなら症状がなくとも定期的に脳検査を受ける事も早期発見につながります。

<治療法>
現在動脈瘤の治療は開頭によるクリッピングといわれる手技と動脈瘤の中にコイルをつめる血管内手術があります。クリッピングは全身麻酔で開頭し、破裂した動脈瘤の根本に金属(チタンなど)のクリップを挟み、瘤内への血流をとめる事で再出血を防ぐというものです。

再破裂防止というところで一般的な術法ではあるのですが、脳を直接処置するのでその危険性として細菌感染や後遺症などがあげられ、患者さんが重症なほど手術も困難になります。コイルによる血管内手術は、患者さんの大腿動脈から細いカテーテルといわれる管を通して、脳の血管の中まで持っていき、脳動脈瘤内部に金属のコイルを詰めて、出血しないようにする方法です。

これは局所麻酔でも治療可能ですので高齢者の方でも体への負担を少なく治療する事が出来ます。しかし熟練した術者が施さないと正常な血流を閉塞したり、カテーテルで血管を突き破ってしまったりと問題点も少なからずあるようです。

<予防法>
こぶ(動脈瘤)ができる原因は明らかではありませんが、遺伝による先天的なものに加えて、高血圧や動脈硬化などが併発すると発症率も高くなるようです。

ですからこぶが破裂する前に出来ることは、やはり脳ドッグによる検査を定期的に受ける事と、高血圧・動脈硬化を引き起こしやすい、(1)運動不足(2)喫煙(3)偏食を無くす事が、大切だと言えるでしょう。